広島のデザインを、企業力に。

竹原の歴史ある三蔵の1つ、竹鶴酒造さんの純米酒を使用した香り豊かな饅頭です。NHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」で竹鶴政孝さんの生家である竹鶴酒造さんが舞台としてピックアップされたことで、竹原が一気に注目されました。竹原土産として観光客の方や、地元の方が選ぶ郷土菓子として新たに根付いていってほしいという想いを込め、お酒の銘柄が分かりやすく、なおかつ親しみやすいビジュアルにしました。竹原にお越しになられた際はぜひ召し上がってみてください！

「西条 楠本 生石鹸」は苛性ソーダを使用していない手づくりの生石鹸で、西条の名水と酒粕、自然の素材のみで出来た肌や環境にやさしい石鹸です。パッケージ制作をご依頼頂き、「これから地元西条に根付く」「酒どころ西条の風情にしっくり馴染む」という事を意識してビジュアルの方向性を決めました。地元で永く愛され、ロングセラー商品となることを強く想い、ロゴ、各種ツールを制作しています。

広島の醤油屋、川中醤油のギフト用パッケージです。商品選定から定例会議に参加させていただき、瀬戸内というコンセプトから、コピー制作までを社内のスタッフで行い、そのファシリテーターの役割をしました。コンセプトとして選んだ瀬戸内の風景を、素描家しゅんしゅんさんに依頼しました。一つのイラストですが、切り取る箇所によって違う表情になり、しかも島々が永遠にループするイラストに仕上げていただきました。

「春夏秋冬」は、オーガニックコットンの肌着を展開するmarruのブランドラインです。“めぐりゆく季節の色を、あなただけが知っている気持ちを、色に変えて、ミカタにつけて。”をコンセプトに、四季の色をテーマに丁寧に草木染めされたオーガニックコットンの肌着を、春日千尋さんの描く四季の色の物語にのせて、デザインしました。「色を身につけるって、なんだかわくわく。今日という小さな一日を、肌着でちょっとあなたの背中を押せたなら。」そんな想いを込めて、一つ一つ丁寧に包んでいます。素晴らしいチームに、この場をお借りして心より感謝いたします。

2017年、100年を迎えたヤマキ。これは、100年史とともに制作した5連ポスターだ。「花かつお」の製造を始めて、「だしの素」「かつおパック」「めんつゆ」とヤマキは日本の食卓を変えてきた。この5枚のポスターにはヤマキの100年がある。「鰹節屋・だし屋、ヤマキ」としての誇りがある。ならば、100本の鰹節で、ブランドの象徴「入りヤマキ」を描こう。100年たった今も大切に守られているブランドの象徴を。亡き創業者と今の社員が、100年の時を経て一丸となる。そんなポスターをつくろうと思った。何百ページもある年史を5枚のポスターにまとめるのは大変だったが、伝わるものは出来たと思う。最後に、B1ヨコ×5連のポスターは、貼ることを考えてないと言われたが、ヤマキ本社の正面に5枚並べてど～んと貼ってある。

Domaine 瑞冠 五感は、酒商山田が山岡酒造と手がけた、特別なお酒。仕込み水の水源を訪れ、その周りに自生する野草をイラストにし、瑞冠の文字を作りました。イラストレーターの井上朝美さんに日本画ベースに、和風になりすぎない、絶妙なイラストに仕上げていただきました。雲をつかむような、関浦のリクエストに応えてくださり、感謝でいっぱいです。